絶品とうもろこし「きみひめ」を今年もお待ち頂いているお客様へ
皆様、毎年お世話になっております。
Inakakaraのきみひめ生産者の橘田と申します。
昨年からきみひめの種の入手ができなくなる
という話がありきみひめの栽培が、
危ぶまれておりましたが、
その種をめぐる状況についてお知らせいたします。
現在、トウモロコシの種の多くは広大な農地を有する
外国で作られています。
きみひめの種は、アメリカの大平原で栽培され、
西海岸のシアトルから日本へ送られてきます。
何年か前にはシアトルの港湾労働者が賃上げを求めて
ストライキを起こして入手が遅れた年もありましたが、
その年は何とか種を播くことができました。
ところが、アメリカでは近年環境対策として
ジェット燃料としてバイオ燃料を量産していて、
トウモロコシの多くがバイオ燃料の生産に
使われるようになりました。
今まで日本向けの種を生産していた農家も
価格の高いバイオ燃料に回すことが多くなってしまい、
種の生産がストップしています。
アメリカの政策も絡んだ難しい問題があり、
我々一農家ではどうすることもできない状況にあります。
幸い、今年度用の種は確保できましたが、
来年同様に入所できるかどうかは不明な状況です。
きみひめは、そのおいしさと同時にやわらかい食感
が好まれ、多くの方のご愛顧をいただいております。
生産者としましても、この優れた品種を今後とも皆様に
提供できますことを願ってやみません。
今年はInakakara限定で7,000本ほど栽培致しますので
ご注文頂けましたら幸いです。
また種をめぐる状況については
今後とも皆様にお伝えしていきたいと思います。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
きみひめ生産者 橘田雅春